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2025/10/03

産後の不調

妊娠・出産はみなさんが考えている以上に身体に負担の大きいイベントです。

 

産後のホルモンバランスの変化は、自律神経のバランスを乱し、めまい、立ちくらみ、頭痛、肩こり、だるさなどの肉体的な症状や、イライラ、不安感、抑うつなどの精神的な症状を起こすこともあります。

産後うつは産後~三ヶ月くらいの間に発症しやすく、はじめての子育てや授乳のストレス、周囲のサポートが乏しく疲労が溜まってしまったり、睡眠不足などが重なり、発症することがあります。

 

妊娠中のお母さんは、一つの身体で二つの命を支えているため、非常に負担がかかり消耗しています。

赤ちゃんはお母さんの血液から栄養も酸素も全てを得ているので、言うなれば、赤ちゃんはお母さんの血の塊です。ですので、お母さんは出産と同時に多くの血を失うとも言えます。

それに母乳もお母さんの血液から造られるので、ここでも血を失っていきます。

 

以前は出産前や産後三ヶ月ほどは実家に里帰りし、家事や身の周りのお世話はおばあちゃん、おじいちゃんに手伝ってもらい、授乳と自身の身体の回復に努めることができていました。

ですが、現在は仕事の都合や社会環境の変化で、産後一週間ほどで退院した後は、実家に帰ることなく、家事、育児に追われているお母さんも少なくありません。それに体力面だけでなく、はじめての育児であれば、わからないことだらけで不安感や孤独感で、精神的にもつらい思いを抱えていらっしゃる方もおられます。

これでは自分の身体を回復させるどころではありません。

最近では、20代前半よりも40代前半の方の出産数が上回ったという話もあります。体力面などを考えて、これも産後の不調が増えている原因かもしれません。

 

 

 

東洋医学では、血は全身に栄養とうるおいを与え、精神を安定させると考えます。この血の不足、巡りが悪いことは、産後うつをはじめ、多くの産後の不調の大きな原因になります。

また、血の不足で栄養が届きづらくなれば、氣=エネルギーもしっかり造ることができず、だるさ、やる氣が起きない、疲れやすいなどの症状も現れます。

 

くすりの共立では、産後の不調に漢方薬の「 芎帰調血飲第一加減 」をおすすめすることが多くあります。昔から「産後の聖薬」と呼ばれてきたこの漢方薬は、氣と血を補い、巡りを良くすることで、産後のお母さんの身体の回復をサポートします。

血の不足が激しい場合は、「 婦人宝 」を併用し、さらに血の不足を補います。

 

他にも鉄分不足を補う「 SOY鉄 」や、疲れ、だるさがきつい場合は胎盤エキス製剤の「 新ビタエックス糖衣錠 」や牡蠣エキスの「 ワタナベオイスター 」などをおすすめすることもあります。

これらは一例で、人によって症状や身体の状態はちがうため、カウンセリングをさせていただき、より良い方法をご提案させていただきます。

 

生活環境や仕事などを変えることが難しいのは理解できます。頑張らなきゃいけないことがあるのも理解できますが、ご自分の身体のことも是非大事にしてくださいね。

 

くすりの共立では、産後の不調に限らず、生理痛、不妊、更年期障害など、女性の不調のお悩み改善のお手伝いができます。一人で悩んだりせずに、氣軽にご相談くださいね。

 

 

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